EMUPARIS

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◆品番：N-04026
◆サイズ：直径13.4cm × 奥行き6.5cm ｘ 高さ14.5cm
◆買付国：フランス
◆推定年代：1950年
※撮影時のディスプレイ小物等は含まれません。

フランス映画『アメリ』に登場したJAZの目覚まし時計です。
（映画の中では目覚ましベルを止める演出上、時計の上部に目覚ましベルを止めるボタンが付けられていました。）

1955年頃に販売された『GALBIC』というモデルになりますが、格子柄に大きめの数字と太めの針が絶妙な文字盤に、アイボリー×ゴールドの配色が落ち着きがありながら可愛らしさもある素敵な時計です。
脚が低く文字盤が強調されるデザインは球面ガラスカバーの効果もあり全体的に丸い印象で可愛らしいです。

今でもゼンマイを巻けばカチカチと動きだし、目覚ましも大きな音で響きます。
目覚ましベルを止めるパーツがなくなっているので目覚まし設定した際は鳴り止むまで待ってください。
ベルの鳴る長さは目覚まし用のゼンマイの巻く量で調整できますし、ゼンマイを巻かなければベルが鳴ることもありません。

機械内部は出来る限り掃除をし、油をさしています。
裏面の右側のゼンマイが時計のムーブメント用、左側のゼンマイが目覚ましベル用です。

進み具合の調整は調整部のカバーがなくなっているため、ドライバーなどの細い棒が必要になります。
裏面下部の「+」「-」の間にある穴の中を覗くと丸い軸の上側にL字になったものが見えるので、その上に出た部分に棒を当てて直接左右に動かして進み具合を調整してください。
稼働確認していますが、今のところはほぼ正確に特に問題なく動いています。

一日一回ゼンマイを巻き上げて時間調節をしていただくことをお勧めします。
ヴィンテージの機械式時計はゼンマイを巻く所作やカチカチという音を楽しめ情緒があり、時が経つほどに愛着がわいてきます。

文字盤に多少の汚れやシミが出ていますが、近づいて見ない限りはそれほど気にならないかと思います。
その他にガラスにキズやケースに微細なスレやキズなどはありますが、全体的にはケースの割れや大きなダメージのない良い状態です。

ヴィンテージ時計らしい素敵な佇まいでインテリアのアクセントになってくれそうです。

JAZ：
フランス映画「アメリ」の中で目覚まし時計が使用されていましたが、BAYARDと並んで人気の時計メーカーです。
鳥（キレンジャク）のマークが有名ですが、このマークで大まかな製造年代がわかります。
マークが無く「JAZ」のロゴのみ・・・1919～1940年
尻尾が垂れている・・・1941～1967年
尻尾が上がっている・・・1967～1975年
となります。

※ヴィンテージの機械製品の為、多少の誤差が生じることはあります。
　また永年の稼働の保証は致しかねますのでご留意下さい。