EMUPARIS

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◆品番：N-03060p
◆サイズ：縦9cm × 横8.8cm、高さ12.5cm(持ち手を含む)
◆買付国：フランス
◆推定年代：1890～1900年
※撮影時のディスプレイ小物等は含まれません。

「PEUGEOT FERES」として製造業を営んでいたプジョー兄弟が1843年にポン・ド・ロワドの地に鉄鋼一族のジャクソン家と共同で設立した工場が『PEUGEOT PONT-DE-ROIDE』のはじまりです。
『PEUGEOT PONT-DE-ROID』のマークは本家のライオンに対してゾウが描かれています。

全面のマークが引き出しを押さえるデザインが特徴的ですが、こちらはいくつかのコーヒーミルやペッパーミルに採用されています。
「PEUGEOT FERES」同様にデザインだけでなくしっかりとした作りの素晴らしいミルです。

分解洗浄していますが、刃などの部品は頑強で今でも健在です。
挽き加減は回す際のハンドルの持ち方で変わります。
そのままハンドルを回すと粗めに挽け、ハンドルを持ち上げるような状態で回すと細かくなります。
（それぞれの回し方で試し挽きした画像を付けていますのでご参照下さい。）

角に木の割れやカケがあります。
蓋はもともとはゴールドだったと思われますがペイントが剥がれています。
アンティークの使い込まれてきた道具ならでは味わい深い風合いになっています。

PEUGEOT FERESよりもPEUGEOT PONT-DE-ROIDEの生産数は少ない上にペッパーミルはさらに数が少なく希少です。
探されていた方はぜひこの機会にどうぞ。

※試し挽きした際のコショーの粉が残っていることがありますがご了承下さい。