EMUPARIS

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◆品番：N-02963
◆サイズ：縦（引き出きし摘み含め）14cm ×横（ハンドル含め）19cm × 高さ22cm
◆買付国：フランス
◆推定年代：1950年
※撮影時のディスプレイ小物等は含まれません。

質実剛健なドイツらしさもありながら、とても丁寧に曲線に細工された木材を組み合わせた秀逸なデザインです。
傘を持ったライオンの旧ロゴのプレートも良いです。

ヴィンテージのコーヒーミルで有名なフランス プジョー社のものよりも数多くのパーツで構成されており、挽かれたコーヒーが落ちるカップ部分はベイクライト製になっています。
本体は厚みのあるしっかりとした硬い木材で、そのずっしりとした重さが挽く際の安定感を増しています。

引き出し部分を取り出して、中のレバーを回すと豆の挽き加減が調整できます。
正面から見て、右回しで粗く、左回しで細かくなります。
（レバーを右側から手前を通して左側に回す方向で粗くなります。）

分解洗浄済していますが、内部の刃などはとてもしっかりした状態を保っています。

とても愛着を持って使用されていたようです。
ニスは上塗りされているようですが、違和感なく綺麗に行われています。
内側の奥の板に本来は付いていない棒が横向きに1本付けられています。
もともとの構造上、挽いた豆がカップの外側に少し飛び散りますが、おそらくそれを防ぐ為に後から取り付けたようです。

底の板が若干反っているのでわずかに隙間ができます。
その他経年の小傷などはありますが全体的は良い状態です。

ザッセンハウスのミルは木の風合いが素晴らしく、またコーヒーミルらしい存在感があります。
3台並べている写真はいずれもザッセンハウスの希少なモデルですが、どれも甲乙つけがたい素晴らしいデザインです。